卒論がめちゃくちゃになる。めちゃくちゃな卒論の時どうする?
卒業論文作成は決して平たい道のりではありません。学生にとって、卒論は大学生活の集大成であり、自身の力を存分に発揮できる最後のチャンスです。しかし、そんな重要な課題でさえ、いつの間にかめちゃくちゃになってしまうことも少なくありません。
進捗が思うように進まない、指導教員の方針と自分の考えがかみ合わない、締め切りが間近に迫ってきた。そんな中で、焦りや不安から「卒論がめちゃくちゃになっている」と感じてしまう学生も多いはずです。
そんなめちゃくちゃになった卒論、一体どう立ち向かえばよいのでしょうか。本記事では、そんな危機的状況に陥ったときの対処法をご紹介します。
めちゃくちゃの原因を分析する
まずは、なぜ卒論がめちゃくちゃになってしまったのかを、冷静に分析する必要があります。原因が分からなければ、適切な対処法も見つけられません。
代表的な原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 時間管理や作業計画の失敗
- 実験やデータの収集で行き詰まり
- 指導教員との意思疎通の不足
- モチベーションの低下や焦りからの逃避
自分の置かれた状況を的確に分析し、問題点を見つけ出すことが、めちゃくちゃを収拾する第一歩となります。
メリハリをつける
めちゃくちゃになった原因が分かれば、次はメリハリのつけ方を見直す必要があります。つまり、どこに力を注ぐべきか、どこは手を抜いてもよいのかを判断し直すのです。
例えば議論の核心となる部分であれば、執筆に全力を注ぎます。一方で補助的な部分は手順を簡略化するなどして、作業時間を確保しましょう。
また、めちゃくちゃになる前の執筆ペースに拘らず、現実的なペースを心がけることも重要です。無理のない範囲で、メリハリをつけて作業を進めることが何より大切です。
他者の助力を求める
卒論はある意味、個人プレーです。しかし、めちゃくちゃになった際には、一人で抱え込むのはNGです。周りの助力を惜しみなく求めるべきです。
具体的には以下のような選択肢が考えられます。
- 指導教員に相談し、アドバイスを求める
- 研究室の先輩や同期に協力を求める
- 家族や友人にサポートを求める
- 必要に応じて代行サービスを利用する
つまり、作業の一部を外部に委ねることで、自分の労力を本質的な部分に注げるようにするのです。めちゃくちゃな状況を収拾するには、自分一人の力だけでなく、他者の力を最大限活用することが不可欠なのです。
優先順位を明確にする
めちゃくちゃな状況で最も重要なのは、優先順位をしっかりと付けることです。全てをひっくるめて対処しようとすると、かえって作業が停滞してしまいます。
そこで、以下のように優先順位を明確にし、できることから着手していきましょう。
- 形式的な体裁の統一
- 本文の核心部分の執筆
- データやグラフの揃え
- 参考文献のフォーマット
このように、緊急度の高い部分から着手し、その後は次第に優先順位の低い作業へとシフトしていくのが賢明です。めちゃくちゃな状況を脱却するには、計画的な作業が不可欠なのです。
精神的負荷に配慮する
卒論がめちゃくちゃになった際、最も危惧されるのが精神的な負荷の増大です。焦りや不安、自己嫌悪に陥りやすく、作業が更に滞りがちです。
そうならないためにも、精神的な面でのケアが欠かせません。具体的には以下のようなセルフケアが有効でしょう。
- 運動やストレッチを行い、気分転換をする
- 同じ作業を続けすぎず、適度に休憩を取る
- 睡眠を確保し、疲労回復を図る
- 気分転換を図り、リフレッシュする
執筆現場の環境を整えることも大切です。狭くて換気の悪い空間に閉じこもらず、リフレッシュの機会を設けましょう。
めちゃくちゃな状態に陥っても、決して焦らず、あくまでも冷静に対処することが何より重要なのです。
卒業論文がめちゃくちゃになってしまった時、学生は途方に暮れてしまいがちです。しかし、パニックに陥ってもどうにもなりません。冷静さを失わず、原因を分析し、優先順位をつけ、他者の助力も積極的に求めていく。そうした対処法を心がけることで、どんなめちゃくちゃな状況からでも卒論の立て直しは可能になるはずです。
大切なのは、絶望せずに前を向き続けること。めちゃくちゃな卒論にも、きちんとした対処法があるのです。焦らず、あきらめず、着実に作業を進めていけば、必ず光明は見えてくるはずです。