卒論の形式ってどうしたらいいの?
これから卒論を書いていこうと考えているにも拘らず、どのような形式で執筆していけば良いのか悩んでいる人は多いでしょう。
そこで本記事では、基本的な卒論の形式について徹底解説していきます。
どのように卒論を書けば良いのか分からない人は、是非最後までご覧下さい。
卒論の基本的な形式
それでは、卒論の基本的な形式を解説していきます。
これから卒論の執筆を始める人は、これから紹介する形式を使えば基本的には問題ありません。
構成
卒論の基本的な構成は、下記の箇条書きをご覧下さい。
・概要
・導入
・先行研究
・本論
・評価
・まとめ
・参考文献
概要
概要には、卒論の内容を500文字程度(卒論の文字数によって異なる)でまとめて、どのような内容を伝えていくのか簡単に解説する部分です。
読み手が最初に読む部分で、興味を持つかどうかを判断する重要なポイントになります。
導入
導入には、卒論に記載されている内容の意義や重要性を解説していきます。
・何故この卒論のテーマを選んだのか
・どのような問題・課題を解決できるのか
上記のような内容を簡潔に書くのが、導入部分になります。
先行研究
先行研究には、既に研究されている卒論に関連するテーマや、現状の問題点や未解決ポイントを紹介するポイントです。
自分が行った研究によって、どのような結果が得られたのか簡潔に記載しましょう。
本論
卒論の構成の中で最も重要なポイントになるのが「本論」です。
本論には先行研究によって得た知見を使って課題を解決できる仮説を立て、具体的にどのようなアプローチをして検証をしたのかを執筆しなければいけません。
評価
評価には、自分が立てた仮説に対して行ったアプローチが、どのような結果を生み出したのかを記載しましょう。
自分が予期していた結果を得られたのであれば良い評価をして、想定している結果を得られなければ、何故そのような結果になったのかを考えて記載する必要があります。
まとめ
まとめでは、卒論で得た研究結果などを簡単にまとめるようにしましょう。
読み手に対して、最終的に自分は卒論を通して何を得ることができたのかを伝えられるポイントになります。
参考文献
最後に、卒論を執筆する上で参考にした「書籍」「雑誌」「インターネット記事」を参考文献として記載しなければいけません。
他の人が発言・執筆した内容を参考にしたにも拘らず参考文献を記載しなければ、自分の言葉のように扱われてパクり疑惑などに発展する危険性があります。
少しでも参考にした文献があるなら、卒論の最後に記載しておきましょう。
順に簡単に解説していきます。
文末表現
文末表現は「です・ます調」ではなく、「である調」にしましょう。
例えば、「この本の名前は『坊ちゃん』と言います」という文であれば、卒論の際は「この本の名前は『坊ちゃん』である」という感じで執筆して下さい。
また文末表現の注意点ですが、「〜だろう」「〜だと思う・考える」「〜のようだ」など曖昧な表現を使ってはいけません。卒論では断言的な言い回しをするように心掛けましょう。
提出方法
提出方法ですが、基本的にはWordで執筆して印刷をすれば問題ありません。
しかしながら、学校によってはWordファイルでの提出も求められるケースもあります。
どのように提出すれば良いのか分からない人は、学校の教授に聞いてみましょう。
提出するタイミング
卒論を提出するタイミングは、基本的には期日の1〜2週間前くらいがおすすめです。
提出期限のギリギリのタイミングだと、何かしらのトラブルが発生して提出できなかったという事態を招く可能性があります。何かトラブルが起きても良いように、1〜2週間前には提出できるように調整しましょう。
注意点ですが、かなり早く提出するのも辞めた方が良いです。提出が早すぎると、もっと研究に時間を使った方が良いと言われる可能性があります。
基本的には期日の1〜2週間前に提出すれば良いと考えておきましょう。
卒論の形式の注意点
今まで基本的な卒論の形式を紹介しましたが、学校によっては指定の形式で執筆するように言われるケースもあります。
一般的に正しい形式で卒論を執筆したとしても、学校が指定した通りに執筆しなければ絶対に受理されることはありません。
まずは大学に卒論を記載する上で提示されている情報(卒論テーマや形式などがあれば)を全て把握して、何か分からないことがあったら教授に質問することをおすすめします。
学校から特に指定が無いのであれば、本記事で紹介した形式で卒論の執筆を始めましょう。
この記事のまとめ
本記事では卒論の一般的な形式について徹底解説しました。
卒論は人生で一度しか書くことが無いので不安が多いと思いますが、基本的には本記事で紹介した形式で執筆を進めれば問題ありません。
しかしながら、大学が何かしらの卒論の形式を定めている場合があるので、まずは教授に確認することをおすすめします。