論文の括弧は全角?半角?その他、書式のあれこれ。
大学の研究などで論文を書かなければいけない大学生は多いでしょう。
しかしながら、大半の大学生は間違えた書き方で論文を執筆しているケースが非常に多いです。
もちろん文章の表現や句読点の位置などが分かりにくい論文もありますが、最も多いのは書式が間違えている論文になります。特に「カギ括弧」のミスは非常に多いです。
そこで本記事では、論文を執筆する際に知っておくべき「カギ括弧」の知識を徹底解説しました。それだけでなく基本的な書式についても解説しているので、これから論文の執筆を始める人や、既に論文を執筆している人は是非最後までご覧下さい。
多くの人が間違える書式の基礎知識
論文では「カギ括弧」を使う機会が多いですが、非常に多くの人が間違えて利用しているので、絶対に知っておくべき知識を解説していきます。
「カギ括弧」は全角を利用する
「カギ括弧」を利用するのであれば、基本的には全角を利用するようにしましょう。
仮に何かしらの意図があって半角の「カギ括弧」を利用する場合は、「(」の前と「)」の後ろに半角スペースを入れる必要があります。
ちなみに、全角の「カギ括弧」は自動で一定のスペースが入っている為、わざわざ自分でスペースを作る必要はありません。
論文で「カギ括弧」を利用するのであれば、基本的には全角を使用して、意図して半角を利用するのであればスペースを入れるようにしましょう。
コンマやピリオドなどの記号も全角
「カギ括弧」だけでなく、コンマやピリオドなどの記号類も、基本的には全角で問題ありません。
半角を利用することもできますが、前後にスペースを入れるとう無駄な作業が発生します。
何かしらの意図があって半角を使うのであれば問題ありませんが、作業効率を上げる為に全角を利用するようにしましょう。
その他の書式設定
そもそも「書式」とは何なのか理解できていない人が多いので簡単に解説していきます。
「書式」とは、文章を作成する時の設定です。
書式設定だと、下記の設定を行う必要があります。
・フォント
・フォントサイズ
・フォントカラー
・文字の配置
・行間/字間
・用紙サイズ
・上下左右の余白
・ヘッダー/フッター設定
これから論文を執筆するのであれば、上記の部分は設定しなければいけないと覚えておきましょう。
それでは、それぞれの書式をどのように設定しておけば良いのか簡単に解説していきます。
フォント
基本的に論文で利用されるフォントは、「ゴシック体」です。
ゴシック体は文字が太いので、視認性が非常に高く読みやすい論文を作成することができます。
フォントによって評価が下がるということはありませんが、読者目線を考慮して「ゴシック体」がおすすめです。
フォントサイズ
本文のフォントサイズは、基本的には10.5が採用されています。
タイトルや見出しなどはフォントサイズを大きくして視認性を上げるようにしますが、本文は10.5で設定しておきましょう。
フォントカラー
フォントカラーは、絶対に黒に設定しておきましょう。
基本的に論文では強調したい部分があったとしても、赤文字など色を入れることはありません。
文字の配置
文字の配置は、基本的に「左寄せ」で問題ありません。
学生番号や名前は「右寄せ」、タイトルやサブタイトルは「真ん中寄せ」にすることもありますが、本文は「左寄せ」が最も読みやすいです。
行間/字間
何かしらの意図が無いのであれば、行間や字間はデフォルトの設定にしておきましょう。
デフォルトが最も読みやすい設定になっている為、基本的には設定を変更しないようにして下さい。
用紙サイズ
用紙サイズはA4に設定しておきましょう。
現在はWordファイルで提出することも多いですが、紙に印刷して提出する場合は基本的にはA4サイズが適用されます。
上下左右の余白
上下左右の余白は25ミリをおすすめします。
余白によって文章の読みやすさは一気に変わる為、上下左右の余白が設定されていない場合は、25ミリで設定しましょう。
ヘッダー/フッター設定
ヘッダーにはバージョンや日付を記載して、フッターにはページ番号を入れるようにしましょう。
ヘッダーとフッターは絶対に設定する必要はありませんが、読者の為には設定しておくことをおすすめします。
書式設定をする際の注意点
基本的な書式設定について解説しましたが、学校の論文の場合だと、ほとんどのケースで書式は指定されています。
学校で指定された書式設定があるなら、それを守ることが大切です。
仮に学校から書式設定の指定が無ければ、本記事で紹介した基本的な設定で問題ありません。
まとめ
本記事では多くの人が間違えている「カギ括弧」の知識や、論文の書式の基本的な設定について徹底解説しました。
論文を書いて提出したにも拘らず、「カギ括弧」など記号の使い方が間違えていた場合や、書式設定ができていないことによって再提出などになる学生は非常に多いです。
これから論文を書くのであれば、本記事で紹介した基本的な記号の使い方や書式設定は絶対に覚えておきましょう。