卒論の口頭試問って不可になるの?

大学のほとんどの学部が必修として学部生に課すのが卒業論文です。この卒業論文の作成は、大学における学業のクライマックスということもあり、ラストスパート的に熱意を込めて書き上げようとされている学部生もきっと多いことでしょう。学業のラストを飾るに相応しい、納得のいく卒業論文になることを心から祈念いたします。さて、水を差すようで少しばかり心苦しいのですが、「卒業論文」という科目については、論文を仕上げて提出して終わりではありません。論文提出後には「口頭試問」という面接形式での試験があり、そこでは提出された卒業論文に関して、本当に学部生が理解しているかどうかなどが評価されます。すなわち、どんなに高尚な卒業論文を書き上げて提出したとしても、口頭試問において教授陣から「この学部生は書いている内容は立派だけど、その内容を自分のものにできていないな。」などとの印象を与えてしまったら、科目としての「卒業論文」の評価は著しく低くなってしまう可能性もあるのです。そんなことを力説すると一部の学生からは、「良い論文を書いても、口頭試問でうまく応対することができなかったら、「卒業論文」は不可になってしまうの?ってことは卒業もできないことなの?」とか「卒論の口頭試問で不可になる場合はあるのでしょうか、また、不可になる場合はどのような場合なのでしょうか」などとの不安の声が寄せられそうです。そこで、この記事はそんな学部生の口頭試問に対する不安に応えられるような内容を簡潔にまとめてみました。この記事を最後まで読んでいただければ、「卒論の口頭試問で不可になるリスク」を正しく理解し、これらのリスク回避手段・方法を身につけ、無用な心配や悩みごとから解放されると自負しておりますので、どうか最後までお付き合いの方よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

そもそも、どうして口頭試問を学部生に課すの?〈

 

「卒論の口頭試問って不可になるの?」との議論の前に、まずは、どうして卒業論文に口頭試問が課されるかを整理していきます。これを理解することで、不可を回避する糸口が見えてきます。

 

 

口頭試問を課す理由1:学部生の理解度を見る!

 

口頭試問は学部生一人が試問官である教授陣たちと向き合う形で行われます。そこにはこれまでの研究を指導してくれたり、手伝ってくれた教官はいません。このような環境において試問のやり取りを行うことで、学生の理解度が手に取るように曝け出されるというわけです。

 

 

口頭試問を課す理由2:学部生が主体で論文を書き上げたかどうかをチェックする!

 

悲しいことに、卒論部屋によっては、教官が卒業論文のほとんどを書き上げてしまうこともあるようです。そんなことでは「卒業論文」の意味がまったくありませんね。この口頭試問という形をとれば、その論文が「本当に学部生主体で書き上げられたかどうか」が白日の元に晒されるというわけです。

 

 

口頭試問を課す理由3:研究内容等に関して、論文記述外の内容を確認

 

これまでの研究内容等を集約して論文にまとめ上げたのが卒業論文ですが、やはり論文の中で書ききれなかったことも多少はあると思います。そんな論文記述外の内容を口頭試問で確認して、学部生が行なってきた研究等の内容をより正確に把握しようとするわけです。

 

 

 

卒論の口頭試問で不可にならないためにはどうすればいいの?

 

結論を言ってしまえば、よほどのことがない限り、卒論の口頭試問で不可になることはございません。理由は、卒論で学部生を落とすことは、その学部や指導した教授陣の名誉を傷つけることであり、存在そのものを否定するからです。しかしながら物事には限度というものがあり、その限度を大きく超えてしまうと、「学部の名誉は犠牲になるかもしれないが、この失敗論文を認めるわけにはいかない」となってしまいます。そこで、このような卒論の口頭試問で不可になるようなリスクを局限化するための方法を述べていきます。

 

 

方法1:卒論は主体的に自分で仕上げる!

 

ついつい教官に「おんぶに抱っこ」になってしまう学部生も多いですが、やはり自分の卒業論文だということを自覚し、可能な限り主体的に仕上げるようにしてください。そうすることで、口頭試問の際に、教授陣から「論文の理解度確認」や「本当に学部生が作成したのかのチェック」をされても堂々と対応することができます。

 

 

方法2:口頭試問の最後まで諦めない!

 

試問する教授陣は、試問の中で学部生の将来も推しはかろうとしています。そのため、最後まで諦めずに試問に臨むことで、「この学部生は今はヒヨコ同然だけど、この研究で学んだことを将来は発展させてくれそうだな」のような好印象を勝ち取り、試問の評価が大いに上昇させることができます。

 

 

方法3:救済処置を要確認!

 

体調不良や想定外の事情により、どうしても口頭試問で全く実力が発揮できなかった場合は、救済処置を確認してみてください。救済処置の一例としては「再試問」や「答えられなかった試問に対しての文書回答」などです。くれぐれも見落としのないようにしてください。

 

 

 

さいごに

 

いかがだったでしょうか。口頭試問の実態を正しく把握するとともに、不可にまる不安や悩みから少しは解放されたのではないでしょうか。この記事がこれから口頭試問を控えている学部生に対して少しでも安心材料になればこれに勝る喜びはございません。今回も最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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