卒論の考察の書き方。

毎年新年を過ぎると、大学4年生の人達は卒業論文を書き上げるために、最後を佳境を迎えているのではないでしょうか?

それは学生最後の総仕上げとなる卒論を完成させないと卒業できなくなることになるからです。

しかし、卒論を何とか後半まで書き上げたものの、最後の「考察」の段階で苦しむ人も少なくもありません。

そこでここでは、卒論の「考察」の書き方について、考えて行くことにしましょう。

●考察とは

「考察」とは一般的に「物事をハッキリとするために色々な観点から考えて調べること」と解釈上することができます。

特に卒論になると、「物事の本質や法則を解明するために、関連した研究やデータ解析などを通して入念に調べる」というような意味合いを帯びてきます。

●卒論で頭を悩ます、考察の難しさ

確かに大学4年生の中で、多くの学生が卒論で考察の仕方をどのようにすればいいのか悩んでいます。

卒論の考察をするには、専攻する分野での研究テーマを設定し、研究・考察し、調査を重ねながら、最後に結論を導き出すストップを踏んで行かなければなりません。

この中でどうしても、考察の仕方が分からないということで、論文の執筆が止まってしまうかもしれません。

しかし、考察の仕方は卒論のテーマを研究や調査をしっかりとコツコツ重ねていくことが基本です。
とはいうものの、やはり考察の仕方が卒論を書く上で、一番難しいパートであることは間違いありません。

そんなことけら、 論文の考察でどようなことを書けばいいのか、立ち往生して、止まってしまうのです。

●考察はどのような仕方ができるのか?

卒論はある意味、「仮説を立てて、調べていくこと」と言ってもいいでしょう。

卒論でテーマを設定したなら、ある程度の仮説的な答えを想定して進めていくことが、定番の進め方です。

それなりに仮説で卒論のストーリーは組み立てることができますので、考察の仕方で悩んだ時に、この仮説から結論を導く流れの中で、考察することが基本となります。

論文の中では、調査・研究が含まれるので、既存の見解や情報を集める整理することも必要です。

ある程度、仮説を立てた時点で結論も、おぼろげながらに想定できますので、それに向かって、どのような考え方や根拠でゴールに辿り着くか(結論を導き出す)かが「考察の仕方」のポイントになって来るのです。

●卒論を評価する側が求めているものを想定する

卒論における考察では、設定したテーマで研究や調査の結果のアウトプット、すなわち結論に至った理由を説明しなくてはなりません。

自分独自の見解や意見をまとめて述べるものが、考察と言えるでしょう。

しかし、卒論も卒業の評価対象になるので、論文内容を評価する側が、どんな点に着目するのかも意識して考察を書くことが大切です。

●新たな見解を盛り込む

卒論では今までになかった新たな見解や発見を書くものでもあります。

そのために自分が進めてきた実験や調査の結果を整理して、過去に論文として発表されてこなかった、新しい見解を発表することが、卒論の目的とも言えます。

論文の最も重要なポイントは、今まで知られていない、確立されていない新しい未知の分野のことを論じることです。

そこには自分オリジナルの発想や調査方法に重要な価値が含まれています。
自分が実験や調査に取り組んだ理由、その取り組みの具体的な手法、そこから得られた結果、そして導き出された結論。

これらの項目において、他にはないオリジナリティの見解がとても重要になってくる訳です。

●卒論は同じ分野の人達の参考になるべきもの

前述の通り、卒論は同じ分野で研究をしている人達に対して、自分独自の結論を公開していくようなものです。
そのために似たようなテーマで他の研究書や学生はどんな研究を進めてきたのか、比較することで他人の研究結果と自分の研究書や結果とは違う考えになることで、今までにはなかった新しい発見を示すことができるのです。

この他にもすでに発表されている研究結果に対して、さらに進化した研究で、新たな結論を導き出すことに成功したというような展開も1つの評価になります。

●卒論の考察は結論を導く流れのための重要なパート

卒論における考察は、調査や分析・実験の結果と、新たに見えてきた結論を結びつけるものです。
そのために結果の内容を補足説明するために、どのような考え方で結論に至ったか、その過程を説明していくことが考察です。

その考察では、結果を自分独自の解釈や考え方で結論を導き出したかを明確にしつつ、結論が導き出されるまでの条件なとも盛り込みつつ、出てきた結果から、今後どのような発展拡大に結び付いていくのかも表記することです。
特にそれまで行われてきた先行的な研究の結果と比較したり、結論に至る理由を他の調査研究から引用すること等も盛り込むといいでしょう。

●まとめ

卒論における考察のポイントとしては、考察は何のために書くのか、どういう考え方で結論を導くことになったのか、その考え方や流れを理解しもらうことがあります。
そのような観点で考察することで、卒論の完成がさらに進むことになります。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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