卒論でホームページを引用するときの書き方は?

卒業論文の執筆において、従来の印刷物に加えてインターネット上の様々な情報をも参考文献として引用することは、現在ではごく一般的なことになっています。その中でも、ウェブページやホームページなどのオンライン上の情報源から引用を行う際には、書き方に細かい注意を払う必要があります。適切な方法で引用を行わないと、不備があるとみなされかねず、せっかくの論文の価値を損なってしまう恐れがあるのです。

ホームページの引用について

ここでは、卒業論文でホームページを適切に引用する際の具体的な書き方や留意点について、詳しく解説させていただきます。基本的な形式は印刷物の文献を引用する場合と大きくは変わりませんが、個別の点においていくつか特徴があり、それらを理解しておく必要があります。

まず本文中でホームページからの引用を行う際には、他の文献資料と同様に、著者(運営組織名)と発行年あるいは最終更新年月日を必ず明記することが求められます。ホームページ特有の点として、発行年に代えて最新の更新日時を記載することができます。

次に、参考文献リスト(一覧)での記載方法について見ていきましょう。一般の書籍や雑誌の場合と同じく、著者名、タイトル、発行年(更新年月日)、出版社(運営組織)といった基本的な項目は欠かせません。加えて、ウェブページに固有の必須情報として、URL(ウェブアドレス)とアクセス年月日の記載が必要になります。

URLについては最新のものを使用し、そのリンク先が適切に機能することを確認しましょう。アクセス年月日は、そのウェブページの情報を最後に参照した日付を記入することになります。

具体例を示すと、以下のようになります。

本文中での記載例: ホームページによると「○○製品における△△の傾向が顕著に見られる」(企業運営組織名, 2022年8月15日最終更新)。

参考文献リストでの記載例: 企業運営組織名 (2022年8月15日最終更新). 製品情報ページのタイトル. https://www.webcompany.com/products (2023年6月1日アクセス)

このように、本文と参考文献リストの両方で、引用がウェブページ由来の情報であることが一目でわかるよう、適切な形で記載する必要があります。

加えて、ホームページの信頼性についても細心の注意を払わねばなりません。大手企業や公的機関が運営しているウェブサイトであれば概ね信頼できますが、個人が無責任に運営しているサイトは出典として控えめにすべきでしょう。仮に信頼性に疑問があるサイトから引用せざるを得ない場合でも、その旨を論文内で説明しておく必要があります。

ホームページ由来の情報を引用する際には、多くの規則と注意点があり、書き方を誤ると不備視されかねません。指導教員の指示に従い、統一した形式で丁寧に記述することが肝心です。規則を守ることで、卒業論文の質と信頼性を高められるはずです。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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