卒論のページ数、みんなはどれくらい書いてる?

大学4年生になると、一番頭を悩ますのが、卒論ではないでしょうか?
就活が無事に終わり内定が決まっても、学生最後の総仕上げが、卒論と言っても過去ではありません。

しかし、卒論が上手く書けなかったり、ページ数が全く増えずに困っているという学生の人達も少なくありません。

そこでここでは、卒論の文字数が不足していることで、締め切りが迫りつつまる人にとって、どのような解決策があるのか、ページ数を増やしながら、卒論の執筆がスムーズに進んで行くために必要なことを説明していくことにします。

●卒論の理想的なページ数とはどの程度か?

卒論の理想的なページ数は、理系で20ページ、文系の卒論で100ページ程度と言われています。

大学や学部によっては、僅か数ページで認められているケースもありますが、一般的には、これらのボリュームが卒論の多くでまとめられている分量と思っても差し支えはないでしょう。

ただし、文系と理系を比べてみると、ページ数の少ない理系の方が、卒論を書くのが楽なのかと考えるのは早計です。

理系の場合、文系ではあまり行われない卒業研究が卒論の執筆に必要になってくるからです。

理系の場合、論文の流れとしては、表紙で1ページ、要旨から序論、研究対象やその方法、研究結果・考察、謝辞を盛り込み、10数ページとなり、最後の1ページで参考文献や図、表を入れることがあります。

これが大学院の修士論文になってくると、A4で約100ページと一気にボリュームに膨れ上がるケースもあります。

●卒論のページ数が足りない場合、どうすべき?

ここで卒論を書いていく中で、頭を悩ましてしまうのが、卒論の文字数が足りずにページを埋めることができないといえことです。

では、どのようにして文字数を稼ぎながら、ページ数を増やして行けば飯のでしょうか?

その方法を次項で見ていくことにしまさょう。

●研究、論文テーマの背景に厚みを持たせる

ページ数が少ない場合の対処法として挙げられるのが、テーマないしは研究の背景に厚みを持たせることです。
すなわちテーマや研究の背景を詳しく書いて行くことになります。

テーマに設定した研究は、その社会的な背景や理由があるはずです。

その背景にある課題がおるからこそ、ほの問題を改善したり、解決に導いていくために、研究して何らかの成果を導き出すことになります。

社会的な背景にはらむ問題点や、過去に似たような研究した人の結果を前例として、テーマにした理由から、どのような研究をしたことを、卒論の背景説明の中で、かなり文字数を稼ぐことができます。
しかし、それは単なる文字稼ぎだけではなく、設定した研究の内容や卒論の説明に説得力が増してきます。
まさに「厚みを増す」ということです。

●研究結果の内容を充実させる

次にページ数を増やす手段としては、研究の結果内容の厚みを持たせることです。
つまり内容を充実させるということですが、卒論では、単純に文字を数多く記載すればいいというものではなく、グラフや図、表、リフト等を盛り込んだ方が見やすくなってきます。

しかも、単なる見やすさだけでなく、図や表の解説や考察を添えることで、説得力が強くなってきます。
その結果、文字数も増えて、理想のページに近づいていくわけです。

●理系と文系よって異なる卒論のボリューム

しかし、冒頭でも触れたように理系と文系では、卒論のボリューム(つまりページ数)が異なっていますので、その点も少し詳しく説明しておくことにします。

・ページ数
ページ数は、理系より文系の方が多い傾向があります。
卒論のページ数は、前述の通り理系が20ページ、文系が100ページくらいのボリューム数です。

しかし、理系の卒論では卒業研究をするので、数々の実験を行っても、卒論では僅か数行程度の結果になるということが大半です。
その結果、かなりの相当数の実験が必要になってきます。

・行数
卒業論文の行数は、理系、文系問わずおおよそ30行程度となっています。

A4用紙で書くことが多い卒論では、1行に40字ペースで1ページ1200文字程度の文字数になります。

●卒論の構成が重要

これまで卒論のページ数を稼ぐための手法を説明してきましたが、論文内容を充実させるためには、やはり卒論の構成が重要になってます。

思ったままに書き綴るより卒論のストーリーを筋道立てて書く方が、結果的に文字数が増えることになります。

ではここから、卒論の構成を理系と文系に分けて見ていくことにしましょう。

●理系の卒論構成

理系の卒論構成は、表紙、目次、研究目的と背景、理論・実験方法、実験結果、結論・考察、参考文献、謝辞の流れで構成されるのが一般的です。
・表紙
表紙は、研究内容を明解に整理した研究タイトル、指導教官名等を含めて自分の名前を入れます。

・目次
章毎の項目、ページ数を明記。

・研究目的・背景
この項目では、研究を行った理由や背景をまとめていきます。
社会的な背景があり、すでに行われた研究と比較して別のアプローチによるプロセスでどのような結果が予想されるを考えて、卒論のテーマに設定した形でまとめます。

・理論・実験方法
理論・実験方法では、理論的な形で仮説を立てていきます。
そこから得られるであろう予想結果も記載しておきます。
そして、仮説を検証するための具体的な実験方法も盛り込みます。

・実験結果
前項で挙げた実験方法で導き出された実験結果を書きます。

但し、実験結果は必ずしも、仮説通りになるわけではありません。

そのために期待される実験結果が得られるまで実験を繰り返すケースも出てきます。

・考察
ここでは仮説と結果を比較して得られた結論から考察をまとめていきます。
結びとして、考察を元に卒論全体の内容を簡潔にまとめていきます。

・参考文献
参考にした論文、書籍を明記します。

・謝辞
研究や卒論執筆にあたり感謝を書き留めます。

●文系の場合の卒論

文系の争論は理系と異なり実験がありません。
しかし、調査を行うことが多く、文系の卒論構成は、序論~本論~結論という構成になります。

但し、文系の卒論は、理系の卒論より文字数がかなり多くなるので、各章において、詳しく解説していくことが必要です。

●まとめ

卒論をまとめる時に、ページ数が足りないことから、どのようにして分量を稼ぐか説明してきました。

しかし、単なるテクニック論ではなく、しっかりと構成を考えて、組み立てて行くことが、結果的に理想的なボリュームになっていきます。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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