卒論が終わらない…あっと驚く対策とは?

卒論を始めるのが遅く、ギリギリになって、卒論がなかなか終わらない・・・となると、指導教官に相談するしか手がないかも知れません。しかし、自分なりにコツコツと進めていたにも関わらず、自分が思った様に上手く行かない、あるいは、予定していた様な研究結果を出せない等、原因が色々と異なるでしょう。そういったケースごとでの対策を記載していきたいと思います。

1.研究を行なったけど、研究結果が上手く思う様な結果が出ないケース

まず、実施した研究内容を分析します。予想通りだった所が何処までであったかを明確に列挙していきます。そして、予想通り、あるいは、期待していたことと異なっている所を明確にしていきます。この作業は自分の為でもあり、修士課程の先輩、博士課程の先輩、あるいは指導教官に相談する為にも、相談相手にきちんと理解してもらう必要があるので、相手に理解してもらえる様にまとめましょう。また、時間を掛けても良いと言う訳でもないので、短期時間で集中して、考えてまとめる様にします。

本来、予想通り出るべき結果であれば、自分がどこか、ミスをした可能性があるわけで、その原因を明確にすれば、先に進捗させることができます。

また、今の技術的な問題、あるいは、研究課題に対する壁で、卒業論文を最初の計画通り、終わらせることができない場合、その問題点を明確にしましょう。また、他の大学や研究機関等の論文でも、同じ様な問題にぶち当たっているか否かを調べることも良い方法です。こういった場合、「こういった問題がある場合、良い実験結果が出ない、物理現象や技術の現象を悪くさせてしまう」という分析・結果、まとめに持って行く方法があります。

論文は良い成果を世間・業界にアピールするために発表・投稿するものもあれば、悪い影響を及ぼすからということを警鐘することも論文のアピールの一つです。失敗から生まれた誠といったイメージです。

インターネットの記事を読んでみても、警鐘を伝える様な記事があることも事実です。事実、研究・実験の失敗からできた論文にも携わってきたことがあり、他の大学や研究機関から良い論文と認められることもあります。

2.調査結果や設定等を適切な値にしないと研究結果が上手く行かないケース

この場合、パラメータや設定項目が非常に重要であることの見解を、自分の卒業研究で得たことになります。即ち、これは新しい知見になります。このケースでは最適な結果、所望の研究成果が得られなくても、所望の研究成果を得るために重要な事柄を分析して、まとめることでも、卒業論文としての成果を得られたことと同じです。

現在、起きているコロナウイルスを具体例に考えてみて下さい。世界中の研究機関、医療現場が色々な効果のある手段や代替え薬となりそうな情報を発信しています。即ち、論文の一つの大きな目的は、役に立つ情報の発信です。なので、焦らずに、冷静に考えて、研究の方向転換になる様であれば、その旨を速やかに指導教官に相談する事が解決の秘訣です。

発想の転換やそこにたどり着くプロセスも重要であると考えることも重要です。

3.ある程度まで出来上がってはいるが、最後の詰めがまだ中々、終わりそうにもないケース

やり方は色々とあるでしょう。何が理由で終わらないのかをちょっと、冷静に考えてみて下さい。文章能力が低く、思う様に上手く、筆が進まないことが理由ならば、図や表で上手く説明し、文章はできるだけ、少なくする方法もあるでしょう。長い文章を書くことが重要ではなく、簡潔な要点の箇条書きになっても構わない箇所もあります。そういった所はできるだけ、時間の効率化を図って、進めていくのが良いでしょう。まとめや結論は要点の箇条書きの方が分かり易い場合はあるので、工夫をできることは、考えてやってみます。また、歴代の卒業論文をざっと、見て見れば、自分が考えていた完成度が高いケースもあるでしょう。書き方のコツや例は、そこの研究室の先駆者に学んだ方が良いでしょう。

4.どうしても案が浮かばないというケース

現状、出来上がっている卒論を持って、自分の指導教官に相談しましょう。提出期日の日になって、「間に合いませんでした」は誠意がないし、失礼に当たるので、こういう行為は止めましょう。できるだけ早い段階で、かつ、自分がどういった代替え案でまとめようとしているかぐらいは説明できる様にしましょう。何も考えることなく、「先生、卒論が間に合いません」というと、先生も困ってしまいます。よく、結果よりも、その過程でどうやったのかのプロセスが大事と言われることがあります。あなたが真面目に取り組んできたにも関わらず、間に合わないと早い段階で、感じたのであれば、その様に相談してみて下さい。指導教官の先生は、研究における失敗、成功、超えれそうにもない壁といった経験の引き出しを沢山、お持ちです。あなたが思ってもいなかった案が出てくる可能性高いでしょう。その研究室分野で、一番の経験者は指導教官や先生方なのですから。最後まで、諦めないという姿勢が重要です。これからの人生、もっと大変な壁が待ち構えていることでしょう。繰り返しですが、結果よりもプロセスが重要ということを覚えておいて下さい。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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