研究背景とは?これさえ気をつければ大丈夫。例もあります。

■大学論文の書き方、研究背景について、そして最低注意しておく必要があることについて考えてみましょう。
それではまず書き始める際の流れですが、

〇課題を理解する
〇聴衆を理解する
〇研究論文のトピックを選択する
〇予備調査の実施
〇論文ステートメントの作成する
〇研究論文の概要の作成
〇段落構造
〇研究論文の最初の草稿を書く
〇研究論文の紹介を書く
〇説得力のある本文を書く
〇研究論文の結論を書く
〇第二草案
〇改訂プロセス
〇チェックリスト

それから研究背景の情報を読み手にわかりやすく提供することを考えていきます。
読者には書き手である学生の取り扱っているトピックとその重要性を理解してもらう必要があります。
背景の情報量と詳細は、当然ですがトピックの理解している自身の度合いをうまく示せることが読み手の理解度に確実に影響するとされています。 以下の項目に細心の注意を払っておきますと、研究論文に背景情報を受けてにわかりやすく書きつづっていくのに非常に役に立ちます。

〇対象読者は恐らく多くは大学の教授か学生仲間、もしくは研究機関の人間などになる可能性が高いですが、説明を追加する必要がある理論、概念、用語、アイデアについて十分に吟味しておく。

〇現在の問題が発生した理由に関するコンテキストを提供するために共有する必要がある履歴データがあるかどうか細心の注意を払いつつ確認をしておく

〇読者にとってなじみがなく、説明が必要な他の分野から借用された可能性のある概念については研究にある程度の知識がある読者が前提であったとしても、一般の事情を知らない読者として扱うくらいの簡潔さを追求して書き出してみる

■イントロなど冒頭の部分と背景との違いについて。

第一に論文の紹介の仕方はいくつかの点で実際の研究背景とは異なった部分がありますが、そこは確実に論文への入り口となります。 それを直ちに修正する為には、冒頭の紹介文にはトピックに関する予備データを含めておくとこの相違の問題は解決します。

第二に、序論は概要などを与えるだけですが、先述のように読者の理解力を高めるのに必要な項目を直ちに含める必要があります。ただ別の研究背景の本文ではトピックについてかなり深く議論を展開しいく必要がありますが、研究背景ではどこまで深く先の詳細を期待させるかが技の見せどころです。読者の思考経路や理解のプロセスを考えながら順序立てて書き示していく必要が出てきます。

最後に、論文の紹介は研究の質問、目的が何かなどを考えて行く部分で終わる必要がありますが、研究背景はそうではありません(背景が紹介に統合されている場合につきましては除外します)。

そして研究背景には解明されていないことへの一般的なアプローチについて、そして未解明の事がらを追求することがどれだけ重要なのか、後に自身の研究が進んでいくのならばその進め方を決めるために決定づける根拠や理由、仮に研究が成功したとしたら得られるものが何かなどを記していくと大変価値のある研究背景となっていきます。

研究背景は読み手に自分の研究について興味を持ってもらうためのものでもあります。

とは言いましても、背景には多量の情報も記載することになりますから、文章のテンポやリズム、スピード感なども考慮して書いていかなければ読み手が最後まで読んでくれなくなる可能性も否定できません。あくまで研究のための主題からブレずに、無駄なく話を進めていく必要があることでしょう。

読者の理解力を深めるために短文をならべがちになることもありますが、全ての文章は主題と直接関わっているものでなければ読者に自分の目的を伝えるのは難しいでしょう。

研究背景は以上のようなものになり、上記で触れた点に注意をしておきますと大まかには必要を得たものとなるはずですが、研究背景とよく似た内容になりがちなもので、「文献レビュー」などというものがあり、こちらには何が適切であるか、または論文に研究背景、レビューのどちらか、または両方を含めるかどうかについて、一般化しているルールはありません。

以下は、さまざまな論文に対して多く使用されている研究背景と文献レビューに対する見解です。

研究背景は、論文の本文を理解するために重要または不可欠なコンテキストまたは前提条件の情報を提示するもの。
ですのでとにかく書き手の研究への質問や論文の出発点となるいくつかの部分に固執しておきます。この段階で登場した
重要な用語または範囲についてどの程度書くべきかはいまだに議論があるようです。専門分野のどの側面を含めているのか含めていないのかを説明しておきますとより明確な区別をするのに役立つと考える人が多いようです。

文献レビューでは、研究に関連する文献や書物からすべての主要なアイデアを結び付けるための構造を作り出していきます。 個々のアイデアを相互にリンクさせて、それらの重要性や相互関係が読者に明白になるようにしていきます。サポートするアイデアは何か、矛盾点は?などについて読者に決定する思考経路について考えてもらうようなものも支持を得た1つの方法です。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

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