卒論1万字の書き方!みんながオススメする方法は?
大学を卒業するうえで最も大きな難関となるのが卒業論文。これまで勉強してきたことや、研究調査を重ねた内容を膨大な文章としてまとめることはとても苦労のいる作業でもあります。ここでは卒業論文の書きかたについてどうしたらいいかわからないという学生の方向けに1万文字の卒業論文の効果的な執筆方法とまとめ方について説明していきます。
論文などについて普段から文章を書くことが好きな学生さんであったり、こまめに文章で研究の内容をまとめる習慣をつけている人であれば1万文字という数字はそれほど多い文字数に感じられない場合もあります。ですが普段より膨大な文章をまとめたことのある経験が少ない人の場合は1万文字という数字はとても根気と労力のいる数に思えてしまうことも珍しくありません。小学生などの時作文を書いたことのある人は覚えがあることでしょうが、1枚につき、400字詰め原稿用紙に換算すると1万2000文字で30枚の原稿用紙分の文章をまとめなければいけないことになります。原稿用紙数枚だけでも書くことが大変だったのにそれを30枚と思うととても大変なことのように感じる人も多いことでしょうが、ポイントをおさえ1日づつ書き足してゆくことでだれでもしっかりとした内容の論文を作成することができます。論文作成の際においてもあらかじめ簡潔にまとめる研究の内容などを箇条書きにしておくなどし文章の作成に際して準備をしておくことが大切です。いきなり膨大な文章量をまとめることも大変な作業ですが地道に研究内容にまつわる文章などを清書しつつわかりやすくまとめていくことでしっかりした論理的な構成の論文に仕上げてゆくことができます。1万文字でも1か月の間に書き上げることを考えて1日1000文字づつ書いてゆくと考えれば思いのほか気軽に取り組むことができるでしょう。文字数だけでなく、行数や文字そのもののフォントについても指定がある場合がほとんどですので、論文作成の形式もしっかり調べ作成に取り掛かりましょう。これを怠り論文を作成すると、文章を受理してもらえないことにつながる恐れがあります。論文の内容はいくつもの項目にわかれていますが、(序論)に2~3割の文章量と(本論)に7~8割の文章量を割く場合がほとんどなので執筆の際重点を置くポイントとして意識しておきましょう。
理系の卒業論文は比較的図や表などを記載することが多く、文系は多くの文章量を求められるケースが多いといわれます。論文を書くうえでも教授や先輩たちの意見やアドバイスをしっかりと聞いて構想をまとめておくことが大切です。そして卒業論文は文章量以上に書く内容で迷ってしまう場合がほとんどです。最初にどのような論文の構成にするか具体的にイメージして執筆を始めれば、文章量自体は想定以上に多く詳細に執筆できる場合があります。以前は手書きで卒業論文を書くことが恒例でしたが、今ではパソコンを使い記事をまとめることがほとんどです。パソコンにおいてもブラインドタッチなどに慣れておらず扱い慣れていない人にとっては論文作成は非常に大変で地道な作業となるので、早めに作成に取り掛かるようにしておきたいものです。また学科においても簡単に作成できるものと作成に時間がかかるものがあり、例えば実験が必要な論文であったり、一つ一つの調査項目において取材をする必要があるものであった場合、同じ1万文字でもその密度はとても高いものとなり、文章を書くことが得意な人でも短期間で作成することは難しくなってしまいます。また以前に調査した内容の情報なども改めて論文を書く際でまとめなければいけなくなるため、これまでの学びの集大成としても日々のストックしておいた研究における情報や取材内容をまとめた文章などをまとめたフォルダは忘れてしまわないようにしっかりとまとめ保存しておきましょう。検索や図書館などで調べて得られる情報と違い、地域産業についての調査や、地域の伝承や伝統文化などについて調査した研究論文の場合など、調査対象となった地域に住む人々に質問し得られる貴重な資料は削除したりなくしてしまわないように気をつけましょう。調査や取材が特に必要となってくる情報はどこに保存したか忘れないように保存フォルダのタイトルや日付を記載し、こまめに管理しておくことが重要です。こうしたこまめな管理も論文作成などの際には非常に役に立ちます。効果的な方法の一つに、クオリティの高く論理的な文章として既に作成さている人の論文をみせてもらい、そこから勉強することも大切です。研究を文章にすることにおいてのまとめ方などについてとても参考になる場合があります。また最後に論文を書くうえでその内容にミスなどや誤字脱字、間違いがないかしっかりと精査し検証することも大切な作業の一つです。一番避けたいことは文章の構成を考えずに全くのノープランで書き始めてしまうことです。途中で何を書いてよいのかわからなくなってしまったり短く文章を書いてしまい情報をうまくまとめることができない場合があります。アンケート調査をおこなったり、フィールドワークを行うなど膨大な作業に追われて論文作成についておろそかになり、短期間で作成に取り掛からなければいけないことになってしまう場合もありますので注意しておきましょう。