卒論が不合格になる基準って?
卒論はどのような基準で評価されているか分かりづらいですよね。定期テストのように範囲が指定されるわけでもなく、点数配分が明記されているわけでもありません。そのため、ちゃんと合格できるか心配な方も多いと思います。
そこでこの記事では、卒論が不合格になってしまう基準を紹介します。あらかじめ不合格の基準を知っておくことで、それを対策した合格しやすい卒論が書けるようになるので、ぜひご一読ください。
卒論が不合格になる基準は?
卒論が不合格になる基準はさまざまなものがあり、大学や教授によっても違います。そんな中でも特に多いのが以下の2つです。
- 提出期限に間に合わない
- 規定のルールから逸脱している
それぞれ詳しく紹介します。
提出期限に間に合わない
提出期限に間に合わなければ、その時点で不合格となってしまいます。当然ですがどんなに良い卒論を書いたとしても、目を通してもらうことすらできません。「体調を崩してしまった」など遅れてしまう理由がある場合は、早めに教授に伝えておきましょう。
また、卒論は最終締切以外にも中間発表など期限が設けられていることがあります。忘れないためにスケジュール帳にメモしたり、友人と常に情報交換をしたりなどの対策をおすすめします。
規定のルールから逸脱している
あらかじめ指定されていたルールを守らなかった場合も、不合格の対象となります。
例えば、
- 文字数
- ページ数
- 文字の大きさ
など。
こういった基準がある場合は、必ず意識しておきましょう。文字数やページ数に関しては多少の過不足は認められますが、しっかりと基準内に収めておくのが安全です。
卒論の内容で不合格になることはある?
ここまで卒論が不合格となる基準を紹介しました。ただ、皆さんが一番気になっているは「卒論の内容はどのように評価されるのか」ですよね。先ほど紹介したルールを守ったとしても、自分の書いた卒論が合格できるクオリティなのかは気になってしまうでしょう。
結論から言うと、内容が悪いからといって不合格になることはほとんどありません。なぜなら、卒論の内容を一定の基準で評価するのは難しいからです。
全ての学生がバラバラの研究テーマで卒論を提出し、それに対して公平に合否を決めるのはかなりむずかしいですよね。そのため、最低限正しい日本語で書けていれば、内容が薄かったり、根拠が曖昧だったりしても合格となることがほとんどです。
また、そもそも学生が書く論文には公の場で発表されるほどのクオリティは求められていません。あくまで学生生活の中で学んだことをまとめられているかが重視されます。
ただ、そんな中でも卒論の内容で不合格となってしまう可能性はあります。それが以下の2つの基準です。
- 主観的な感想が多い
- コピペをしている
主観的な感想が多い
卒論を作成する際は、主観的な感想を書かないよう注意しましょう。論文は基本的に研究結果などの客観的な事実をもとに作るものです。感想文やエッセイのような感情的な意見は求められていません。
ただし、研究結果や事実を淡々と羅列するだけでも論文とは呼べません。研究結果や参考文献などを踏まえ、その上で自分はどう考えたを記すことが大切です。自分の意見を述べる際は、それに対する根拠があるのかを必ず確認しましょう。
コピペをしている
コピペに関しても不合格の基準となります。丸写しはもちろんアウトですが、語尾や単語を部分的に変えたとしても盗作です。
コピペのチェックは目視で行われることが多いですが、最近ではツールを使って世界中の論文や文献から同じような文章がないかチェックする場合もあります。基本的にはバレてしまうので、コピペは絶対にやらないようにしましょう。
ちなみに、他人の研究結果や文献の内容を使用したい場合は、引用という形であれば問題はありません。その際は参考文献の明記が必要です。
- 著者名
- 資料・論文名
- 出版社
- 発行年
- 引用ページ
- URL(インターネット上の資料を引用する場合)
など
参考文献から引用する場合、基本的に文章の改変をしてはいけません。要約は認められていますが、その場合は省きすぎて意味が変わらないように注意しましょう。
まとめ
この記事では卒論が不合格になる基準を紹介しました。不合格の基準は大学や教授によってバラバラですが、どこでも変わらないことが2つあります。
- 提出期限に間に合わない
- 規定のルールから逸脱している
これらを守っていれば卒論が不合格となる確率はかなり低くなります。ただ、以下の2つが守れていないと内容で不合格となってしまう場合があるので注意してください。
- 主観的な感想が多い
- コピペをしている
上記4つの基準を意識して、確実に合格できる卒論を作り上げられるよう頑張りましょう。