卒論って何ページ書くものなの?
大学4年生が一番苦しむ卒論。
「一体卒論って何ページ書くものなの?」と、気になっている方はかなり多いのではないでしょうか。
この記事では、大学生が気になる「卒論は何ページ書く必要があるのか」について紹介します。卒論の執筆が必要な大学生にとって必見の内容です。
卒論って何ページ必要?
結論からお伝えしますと、卒論に必要なページ数は「A4で25ページほど」です。
基本的に卒論はどの研究室でも20,000〜40,000文字ほどでの執筆が求められます。
Wordなどのドキュメントアプリの1ページ分で1,200文字ほど書くことができるので、ページで換算するならば
・20,000文字で17ページほど
・40,000文字で25ページほど
といった感覚になります。
実際に、明治大学の英米文学専攻の2019年度の『卒業論文に関する規定』では、卒論のページ数に関して以下のような規定が設けられていました。
・「A4 40 字×30 行 横書き フォントは 10.5p 程度」で15枚以上。
明治大学の英米文学専攻では、ページ数による規定がされていましたが、基本的には文字数で規定されていることが多いです。
そのため、実際に卒論を書く際には、ページ数ではなく文字数を気にしながら書き進めていくことになるでしょう。
また、求められるページ数や文字数は、理系よりも文系の方が多くなる傾向にあります。
理系の卒業論文は実験ベースでその結果を考察しながら進めていくことが多いですが、文系の場合は、仮説を立てたりすでに存在している事例の考察や比較を検討する必要があるためです。
英語で卒論を書く場合は?
日本語ではなく英語で卒論を書かなければならない場合は、上記とは事情が異なります。
英語の場合は、ページ数や文字数以外にも「語数」で規定されている場合が多いです。
上智大学英文学科の2016年度の卒業論文の手引きを見てみると「7,000語程度」が規定語数とされています。
もちろん、ページ数で規定されているところもあります。
上記でも紹介した明治大学の英米文学専攻では、「A4 40 字×30 行 横書き フォントは 10.5p 程度」で20枚以上と規定されていました。
また、青山学院大学の英米文学科の2018年度の『英語による卒業論文の書き方』には「A4 60字×25行 フォントは12ポイント」で最低約30枚以上と規定されています。
英語は、日本語よりも1つの単語が長いので、日本語の卒論よりもページ数が多くなる傾向にありますね。
卒論はページ数通りに書く必要はない
各大学や研究室ごとに卒論のページ数や文字数は決められていることが多いと思いますが、実はその規定を厳格に守って論文を書かなければならないわけではありません。
そこで決められているページ数や文字数は
「ちゃんとした内容で論文を書き進めていったら、このくらいのボリュームで終わるよね」
というのを目安で表したものにすぎません。
そのため、卒論の内容が充実していればそれよりページ数が少なくても多くても問題ないことがほとんどです。
もちろん、短すぎたり長すぎたりした場合は、指導教授から指摘を受ける可能性がありますが、少し上下する分には問題ありません。
私は法学部の会社法のゼミで20,000文字規定の卒論を書いていましたが
「筆者くんの論文は内容がしっかりしているから15,000文字でも大丈夫だよ」
と言っていただき、規定よりも少ない文字数で卒論が完成しました。
正直、卒論を書く側としては文字数が少ない方が良いと思っていたので、そういってもらえた時はとても嬉しかったですね。
卒論でたくさんのページ数や文字数を書く自信がない大学生は、内容を充実させれば、少ないボリュームでも卒論として認められるかもしれません。
どうしても卒論を書きたくない場合は
この記事を読んだ大学1・2年生の方は「卒論ってそんなにたくさん書く必要あるの!?」と驚いたのではないでしょうか。
普段大学の課題などで出ているレポートとは比べものにならないボリュームの文章を卒論では執筆する必要があります。
卒論は大学生なら必ず書かなくてはならないイメージがあるかもしれませんが、実際のところはそういうわけではありません。
実際に私が卒業した大学では、法学部の卒論執筆は必須ではなく「書きたい人は書けばいい」というスタンスでした。他の大学でも法学部は卒論の執筆が必須ではないところが多いようです。
そのため、どうしても卒論を書きたくない方は、卒論の執筆が不要なゼミや研究室をあらかじめ探しておくのがおすすめです。
まとめ
この記事では「卒論には何ページ必要なのか?」という疑問について紹介しました。
内容をまとめると以下の通り
・卒論はA4で25ページくらい書く必要がある
・文字数では20,000〜40,000文字くらいであることがほとんど
・内容が充実していれば、規定より少なくても卒論として認めてもらえる
・学部、ゼミ、研究室によっては卒論が不要なところもある
ぜひ参考にしてください。