卒論で「論旨」って何を書けばいいの?

卒論の中でも論旨(ろんし)を書くのは、とても大変な作業だと感じていませんか?自分の研究の主張や主旨を的確に表現することは簡単ではありません。しかし、論旨はあなたの論文の核心(中心部分)であり、しっかりと練り上げることが何より重要です。ここでは、論旨をうまく書くためのポイントをお伝えしたいと思います。

論旨とは?

論旨とは一体何を指すのでしょうか?それは、あなたの研究を通して明らかにしたいこと、あるいは証明したい仮説のことを指します。論文の中で最も重要な部分であり、研究全体の方向性を決定づけるものです。したがって、論旨を分かりやすく、簡潔に、そして明確に書くことが求められます。

具体的には、1文でその要点が理解できるよう心がける必要があります。例えば、「本研究では、○○の影響について検証し、××の関係性を明らかにする。」といった具合です。あいまいな表現は避け、端的に論旨を述べることが大切なのです。そしてやはり、わかりやすさも大事です。

同時に、論旨の中には、その研究を行う目的意義についても言及しなければなりません。なぜその仮説を立てたのか、その研究分野にどのような意義があるのかを説明し、読者に理解してもらう必要があります。既存の研究では説明できない新たな知見や、独自の視点を盛り込むことで、論旨の価値を高めることもできるでしょう(新規性)。

また、論旨は研究全体の筋道を通すものですから、前提条件、研究方法、結果、考察が論理的な流れにあることを確認しましょう。一つひとつの推論の飛躍があると、説得力を失ってしまいます。全体を通して論理が綿密に構築されていなければ、せっかくの主張も空しくなってしまう(空転してしまう)かもしれません。

最後に、論旨を専門用語を避けて、分かりやすい言葉で簡潔にまとめるのも有効な方法です。それによって、一般の人にも研究内容が理解しやすくなるのです。

論旨の書き方には様々な配慮が必要となります。しかし、丁寧に推敲することで、より説得力のある論文を書くことができるはずです。焦らずに、じっくりと取り組んでみてください。間違いなく、あなたの論文を力強いもの(説得力のあるもの)に作り上げることができるでしょう。論旨作成に全力を尽くし、優れた卒業論文を世に送り出してくださいね。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

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