脚注の書き方、一発でわかります。

長い文章を書くときに説明や解説を全部織り交ぜながら進めていくと、文章がわかりにくいものになってしまいます。そのために、読みやすい文章にするためには、別なところに説明を書く注釈が必要となります。その注釈の一種である脚注の書き方について詳しくご紹介していきます。

脚注とは?

文章を書いていく上で難しい言葉やわかりにくい表現方法などがある場合に、追記としてページの終わりや文末にその説明や解説を書くことです。
また、他の文献を引用したり参考にして書いた部分にも、参考にした文献などの説明をしなければいけません。なぜなら、その引用部分が著作権侵害の盗作という扱いをうけてしまうことがあるからです。その他にも、数字などを示す場合に、その根拠を証明しなければいけません。その根拠はこの本のここに書かれていたからですと表示することで、その数字の信頼度を示すことが出来るからです。

脚注はどんな時に必要?

脚注は長い文章を書くときに用います。どうして必要になるかというと、長い文章の中で更に言葉などをすべて説明しながら書いていくと内容の中心としていることがわかりにくくなってしまうからです。話の内容がスムーズに理解しやすいように、説明は別の場所に書いていくことで、読み手に優しくストレスのない文を作ることができます。
それでは、文の中で実際にどんな時に脚注を書く必要があるのでしょうか。具体的には以下の4つのような場合に必要になります。

・専門用語を用いた時に、その言葉を説明、解説する場合。
・筆者だけがわかり、読み手にわかりにくい表現方法を用いた時に説明、解説をする場合。
・他の本や論文、記事などから文章、図、統計などを引用した場合に、その参考にした文献の書名や著者などを記すため。
・他の本屋論文、記事などを参考にしてそのまとめを用いて話を進める場合に、その参考にした文献の書名や著者などを記すため。

このような場合に脚注が必要になり、段落の終わりや文章の末尾に説明、解説を記します。

参考文献の書き方とは?

参考にした文献についての書き方は基本的に世界で統一されていて、必要な情報を明記する必要があります。参考にしたものによって多少必要な項目がかわってきます。

・書籍・・・書名、著者、出版社、発行年、ページ
・論文・・・表題、筆者、雑誌名、発行年月日、ページ
・学会での発表・・・表題、会議名、発表者の名前、開催年月日
・新聞記事・・・新聞社名、見出し、年月日
・Webページ・・・サイト名、表題、筆者、URL、閲覧日

このような感じで、参考にしたものによって必要な情報を脚注として示します。

Wordで脚注を挿入するときのやり方

実際にWordで文章を作っていくときには、Wordの脚注の機能を使うことで簡単に便利に進めていくことが出来ます。ここでは、そんなWordでの脚注の入れ方を説明します。

1.文章を作る。
2.その文章で脚注を入れたいとこにカーソルを合わせる。
3.Wordの文章の設定を行う部分に参考資料と書かれているところがあるので、そこを開く。
4.脚注の挿入と書いてあるところの右下をクリックして、脚注と文末脚注のダイアログボックスを表示させます。
5.ダイアログボックスで、脚注はページの最後に入れるか、文末に入れるか選び、書式を決めます。
6.ダイアログボックス内の選択が終わったら、適用をクリックします。
7.脚注したい部分を選び、脚注挿入をクリックします。すると選んだ部分に注と番号表示が行われ、ページの終わりか文末に脚注の番号表記が現れるので、そこに脚注内容を書き込みます。
8.次に脚注したいところをまた選び7と同じ手順を繰り返し行っていきます。

このようなやり方で、簡単に脚注を記すことが可能になります。
また、この機能を利用することで、脚注の順番を飛ばしてしまった時にも上から順番通りの番号にいれかわるため、後から脚注を追加したい場合にも全部やり直す必要なく記していくことが可能です。

脚注の部分はどのように表示するのがいいか

脚注をした部分がどこなのかをわかりやすくするために、脚注したい部分は文章の中で、「」で囲ったり、””などを使って囲ったり、また、長い文章や図などの時は、四角く囲ってあげるなど目印をつけましょう。それによって、そうでない部分と区別してあげることができます。

まとめ

脚注は脚注したい部分に目印をつけて、そこに注1、注2などと表記をつけて表示していきます。そして、題目の最後や文末で注1の説明解説、注2の説明解説を記していきます。難しいことはなく、Wordでも機能として脚注の設定がついていますので、簡単に取り組むことが出来ます。
長い文章を書くとき、たとえば論文を書くときなどは、読み手にストレスなくスムーズに読み進めてもらうために、脚注を利用して記していきましょう。
説明用語など読んでてすぐにわかったほうが良い脚注はそのページの終わりや題目の終わりに記し、参考文献など読み進めていく上で知らなくても良いものは最後尾の文末にまとめて記してあげるだけでグッと読みやすい文章が出来るでしょう。

また、卒論については、↓コチラのサイトも、とても参考になります。

レポートセル.com

広告